生徒との出会いは色々ありました。
25年間もレッスンをしていると、みんな大人になっているんだろうなぁ~と、改めて時の流れを感じます。
結婚されて辞める先生から引き継ぎをしたある生徒。
生徒情報にはピアノ歴二年。
練習しない。
口をきかない。
頑固。
音符が読めているのかもわからない。
親は放任と書かれた6歳女児がいました。
私は先生に成り立てだったので、大丈夫かなぁ~と緊張の面持ちでお宅に伺いました。
彼女はほっぺが真っ赤で、おかっぱ頭の保育園児。←あれ?イメージと違ってる(◎o◎)
6歳女児が、約二年もの間レッスンで話をしないなんて、想像もできず。
普通に話しかけて質問してみました。
二年間、回答を求められていなかった彼女の方がビックリしていて(>_<)
いつもは首で返事をしていたらしい。15分で、私の方が息苦しくなり
うーん…レッスンどころじゃない( ̄_ ̄)
彼女の部屋を見回してみると。
あった!!!
何だか昆虫が入っていそうな虫のケ~ス発見。
「先生は虫が苦手なんだけれど、これ…何?」(^。^;)
「鈴虫だよ!!」(-^〇^-)
「鈴虫は……♪」 とその後、彼女は二年分話し続け、その日のレッスンは終了。
次の週も、鈴虫、
その次の週も鈴虫ネタ。
彼女は虫が大好きで鈴虫以外の色々な虫のことを教えてくれました。
そのうち、私が訪れる時間になると家の外で待っていてくれるようにo(^-^)o
その頃には、ピアノもとてもよく練習してくれた記憶があります。
親御さんは、放任というより仕事をされていてとにかく多忙。小さな弟さんもいて大変そうでした。
生徒との出会いには、必ず“縁”があると信じています。
これからもどんな生徒との出会いがあるのか・・・ワクワクします。
縁を大切に、これからもレッスンを続けていきたいと思います。
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